異動希望は戦略的に!評判を落とさずに社内異動を成功させる方法

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会社に働いている人にとって、少なからず1回は社内異動を誰しもが考えると思う。
特に大企業に努めていれば考えるきっかけが多いはずだ。
今の仕事がつまらない、この部署だと上がつまってる、上司との相性が悪い。
そのきっかけは色々とある。

しかし、会社からの部門異動は簡単に命じてくるのに、いざ自分が異動を希望すると中々受け入れてくれないものなのだ。
本当に会社というのは理不尽だと私も何度も何度も思ってきた。

私は大手メーカーと外資経営コンサルティングファームで働いてきたが、その中で色々な異動者を見てきた。
特に外資経営コンサル会社では、中途入社して4ヶ月で部署異動を志願し、無事に異動した。
そこで今回はその経験を踏まえて、社内の評判を落とさずに社内異動を成功させる方法について書きたいと思う。

まずは社内制度をよく理解する

一番最初にすべきなのは、社内の異動制度を深く理解することだ。
正規プロセスを取ることができれば、それに越したことはない。

大企業であればほとんどがしっかりと制度が整っているはずだ。
例えば、私が努めていたメーカーでは、社内求人が出されていて、現部署に2年間在籍した者は自由に応募することができた。更に現上司に知られることなく、秘密裏に応募することができたのでとても活用しやすかった。(異動を阻むために在籍2年になる前にローテーションされる人も中にはいた)

特にソニーなどはフリーエージェント制度などかなり先進的制度が採用されていて、プロサッカー選手のように優秀な社員は自由に部門を異動することが許されていた。

なので、まずは自社内にどのような異動制度があるか、そしてそれに応募するためにどのような要件が必要なのかをしっかりと把握しよう。

現仕事で成果を出す

社内異動を画策すると基本的に評判を落とす。
基本的に部下が移動することは上司がしっかりとマネジメントできなかったと評価される恐れがかなり高い。
なので、上司から見ると異動してほしくないのだ。

その前提がある上で、部下が「この仕事をしたくない」と言って不貞腐れて、全く仕事せず挙句の果てに社内異動したらどのような印象を持つだろうか?

最悪な印象しか持たないに違いない。
もし、社内異動が成功したとしても、その上司次第ではあなたの悪評が広まってしまう。

この状況を防ぐためにも、任された仕事はむしろ110%くらい完成度で返すレベルで取り組もう。
つまり、上司の評価が上がるようにあなたが貢献することだ。
上司へのGiveをしっかりと行っておけば、あなたがTakeをしたとしても悪評が立つ恐れはかなり少なくなる。

上司に異動意思をやんわりと伝える

社内異動について上司への最悪な伝わり方が、他の人を介して知ることだ。
希望している部署の人と知り合うことができ、異動したい旨を伝えた結果、「この前、お前の部のアイツがきたよ、どうなってんの?」と現上司に話がくるケースがある。
こうなってしまうと、かなり心象が悪くなってしまう。

なので、自分の希望する部署がある場合は、その意志をやんわりと上司に伝えておこう。軽くジャブを入れるのだ。
「将来的には〇〇いきたいです」や「こういう経験を積みたい思います」といった自分のキャリアビジョン及びやりたいことはしっかりと上司に伝えておくことは非常に重要だ。
すごく良い上司であればその要望を聞き入れて希望が叶うように手配してくれるかもしれない。
もしそれほど出来た上司でないにしても、社内制度で異動が決まった際はそこまで驚くことはなく、あなたへの心象が劇的に悪化することはない

希望部署の受け入れ意思を確認する

上記の3つをしておくことが大前提であるが、基本的なことをクリアしている場合、希望部署の受け入れ意思もしっかりと確認しておこう。
いくら異動を申請しても希望部署が人手を募集していなければ、ただ単に上司のあなたへの評価が落ちるだけだからだ。

そして、これが非常に難しいプロセスだ。
基本的には社内の異動を希望している際は、先輩や同僚を含めてあまり口外しないほうがいい。どのようなルートを渡って上司にその情報が伝わるかわからないからだ。
私の知り合いに、異動を表向きに「応援してるよ」と言っておきながら、実は裏で悪口を言われて異動が潰された人がいる。
異動は非常にセンシティブなため、ならべく秘密裏におこなうべきだ。

ではどうするか。
答えは簡単。
当事者ではないことにするのだ。

希望する部署に同期や知り合いがいるのであれば、「自分の同僚がその部門に異動したいと言っているが、今は人を募集しているのか?」と確認してしまえばいい。
これであれば、自分が異動を希望していることがバレずに、その部署の採用意欲を確かめることができる。

もし、人を新しく入れたいというのであれば、募集要件を確認して自分も興味があるのだが、上司に会うことはできるか?など、リスクをとって自分を売り込みにいくべきだ。

礼儀を尽くす

多くの方法を述べたが、最も重要なのが最後まで礼儀を尽くすことだ。
これは、仕事の引き継ぎだけではない、お世話になった上司や他部門の人にお礼をすることだ。
できれば飲みの席を一緒にするのがいいだろう。
今ままでの思い出話を話しながら、その人にどの点で最もお世話になったかをしっかりと伝え、お礼をすると信頼関係が崩れない。
人間誰しもがお礼されると嬉しいものだからだ。

そして、希望通りに社内異動できたとしても、前の部署の悪口などは一切いうのをやめよう。
もし、「あいつ悪口言ってましたよ」なんてことが伝わったりしたら、直ぐに悪評が立つことになる。
立つ鳥後を濁さずという言葉があるように、何が何でも綺麗に飛び立つことが高評価のまま異動するコツだ。

最後に

ここまで読まれて転職のほうが楽なんじゃと思われたかもしれない。
しかし、転職はもっと大変だ。
社内であればある程度、他部門の情報も手に入りやすいし、身近にサポートしてくれる人もいる。ただし、転職はどうしても情報の非対称性が大きいし、知り合いも0人からのスタートだからだ。
基本的に現職を離れたいと思ったら、社内異動を画策し、それがどうしても駄目だったら転職を考えるべきだ。
私もコンサル会社内で異動した際は、異動先でポジションが上の人とコネクションを作り、人事部に転職エージェントの話と違う!と申し立てて強行突破を果たした。
まだあまり上司との信頼関係がないからこそできた荒業だったなと今でも感じる。
ただこのような策が失敗した場合は、転職は避けて通れない覚悟をしたほうが良い。
人事部の同僚いわく、最近は転職者が増えてきて、会社も社内異動をより優先的に検討してもらえるように努力しているらしいので、まずは綺麗な社内異動を目指してほしい。