準備が命!メーカーから外資コンサルへ転職できたノウハウと対策

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中途で外資コンサルへ転職する人は近年増えています。
かくいう私も新卒は大手メーカーに就職し、4年後に外資コンサルへ転職しました。
狭き門だった昔に比べると、今はかなり門戸が広がりつつありますが、トップファームへの転職は依然として難易度が高く、私も1年間という長い月日をかけて転職することができました。
転職後に改めて思うのはコンサルへ転職するにはコツとノウハウが必要ということです。
そこで、今回は私が外資コンサルへの転職を通して得たノウハウと対策ポイントを紹介したいと思います。

 

外資コンサルとは

まずは簡単に「外資コンサルとは」から始めましょう。
そもそも経営コンサルティングファームとは、顧客となる企業の経営上の課題を解決する手助けをする職業です。
よく企業のお医者さんと言われたりします。

そして、そのコンサルティングファームには日系と外資、そしてその中でも戦略と総合と大きく二分することができます。
表にするとこんな感じです。

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戦略系の主なプロジェクトは全社戦略策定・事業戦略策定。
対して総合系は戦略策定から業務改善、ITシステム導入をメインにしています。

一般的に戦略系のほうが総合系よりも入社難易度が高いとされています。
戦略系は100~300人の規模ですが、総合系は2000~3000人です。
在籍人数からみてもその理由は明らかですよね。

ITシステム導入などのプロジェクトだと人を多く当てる必要があるためどうしても総合系は人数が多くなる必要があるのです。
会社の格としては、いわゆるMBBといわれるマッキンゼー・ボストンコンサルティング・ベインアンドカンパニーが最上位にきます。
外資のほうが日系と比べても歴史がありますし、グローバルネットワークの強みがあるのでとても強いですね。

ノウハウと対策

では、外資コンサルへの転職ノウハウと対策について説明していきましょう。
外資コンサルは面接の結果次第という一面がありますが、その面接も準備量できまってるようなもんですよ。
面接前と面接の2段階に分けていきます。

面接前

面接前に取り組むべきポイントは2つあります。

1. Webテスト

就活のときに受けたかもしれないですが、コンサルへ転職したいならまたこのWebテストに苦しむことになります。
そしてその難易度は普通の日系企業用のテストと比べて断然高いです。

就活は答えが出回ってたりしますけど、それも期待できません。
腰を据えて対策する必要がありますね。
以下書籍での準備がオススメです。

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2. 現職の実績

当たり前ですが、多くの企業は、基本的に他社のエース級人材を求めています。
しかし、もちろんエース級人材は転職を滅多にしないことを分かっているので、求職者がある程度の要求水準に達していれば採用します。
なのでポイントは、実際はそうでなくても「こいつはエース級人材に近しいレベルだな」と面接官が錯覚すれば通過率が格段に高まります。

ではどうすればいいか?
とにかく現職で自分が誇れる実績を出しましょう。
これしかないですよ。

現職においてコンサルっぽい実績を出しているととてもウケます。
しかも、それはそんな難しいことではありません。
ちょっとした業務改善でもいいし、マーケティング戦略で数値データを基に新たな示唆を出したとかでも良いんです。
とりあえず、現職に対して「もしコンサルが介入したらどうするだろうか?」を考えて実績を上げてみましょう。
面接受けが驚くほど変わりますよ。

面接

前述したようにコンサルへの転職は面接が命です。
面接で「こいつはお客さんの前に出せるか?」「論点を与えたらそれなりのロジックを作ってくるか?」という観点をかなり厳しくチェックされます。

フェルミ推定・ケース問題

戦略ファームへ志望する場合は、このフェルミ推定は避けては通れません。
・日本にピアノの調律師は何人いるか 
・日本におけるスマートニュースの市場規模を推定し、家電メーカーが相談してきたとして残るべきか、撤退するべきか
・バリ島における観光客の1年間での経済効果はどれほどか。経済効果を上げるにはどうしたらよいか。

などの問題に対してロジカルにそして即答性を持って対応しなければなりません。
でも、怖がらないで大丈夫です。
正直、これらのケース問題は慣れです。
思考プロセスの癖を付けてしまえばいとも簡単に答えられるようになります
そして練習をしっかり行えばあとは面接で余裕をもって答えることができるでしょう。

ケース問題を重視する理由は、実際の業務でもそのような推定を行うことが多いからなんです。
私も入社してケース問題チックなロジックを組み立てることがあって、面接で確認する意味がわかりました。
なぜなら、顧客に戦略を提案する中で情報が満足に揃ってることってほとんどないんですよ。
そういった状況下でも、不確定要素となる変数の数値を概算でもざっくり推定し、プロジェクトを進めることが求められます。

おすすめは、書籍でのトレーニングとエージェントの模擬面接ですね。

志望理由を明確にする

新卒の際はそこまで志望理由が求められないらしいですが、こと中途採用だと如実に求められます。
なぜ転職したいのか、そしてなぜコンサルなのかは必ず聞かれます。
オーソドックスの答えをするなら、
「現職を通して〇〇な経験をした→将来的に△△をしていきたい→御社はあれこれといった特徴がある→御社で△△を実現していきたい」
といったストーリーですかね。
ここにも各発言にWhyの突っ込みが来ることは想定してしっかりと準備しましょう。
転職して思いますけど、志望理由はきっちり固めておいたほうがいいですね。
なぜなら、この志望理由がブレブレだと転職後にキツイときに乗り越えられないからです。

現会社の改善点を明確にする

「現会社の経営上の課題は何か? 」という質問は多くのコンサルティングファームの面接で聞かれます。
そして、「その課題を解決するためにはどのような打ち手を考えるか?」といった質問が続きます。
コンサルといっても、その道何十年の方には知識量や会社への情報量は劣ります。
そんなアドバンテージがある中で、自社の経営課題を把握できない人材がコンサルタントとして、他社の経営課題を解決するなんて無理だという考えをもっています。

なので、自社の経営課題を外/内的課題に分類し、それぞれの課題を分解した上でどのような打ち手が考えられるかを列挙しておくとよいです。
また、合わせて自社の中計や経営目標を確認しておいて、自分が経営者だったらどのような対策を遂行するかを考えておきましょう。
自社だから大丈夫かなーと思っていると中々に苦戦しますよ。(体験済み笑)

ロジカルシンキング  

もはやコンサルタントの代名詞といってもよいロジカルシンキング。
面接の最中でも、ロジカル性は厳しく確認されます。

といっても、これも正直は慣れの問題です。
回答するときにいきなりエピソードを話し出すと長くなってしまうので、まずは簡潔に全体感を与えるために「◯◯の仕事で困難を乗り越えました」と述べて、「具体的にのように乗り越えたかというと〜」という流れで話すといいですね。
そしてその理由もナンバリングして答えましょう。
「理由は3つあります。1つ目は〜〜、2つ目〜〜、3つ目〜〜」という流れで話すだけでロジカルっぽさが出てウケがよくなります。
コンサルっぽいですよね。

マインドの高さ

少し志望理由とも重なる部分ですが、マインドの高さを最後に見せることがとても重要になります。
コンサル業は常に最新の動向をキャッチし自分をアップデートしなければなりません。
『コンサルの仕事を通して日本をどのようにしたい』と熱い気持ちを持って仕事に望む上位者が結構多いのです。

なので、転職を通して「将来的にどのようなビジョンがあるのか」「それを実現するために日々どのような努力をしているのか」を具体的に説明するとかなりウケるはずです。

特に若ければ若いほど現スキルより、マインドの高さとポテンシャルの観点で確認されるので転職を通した自分の将来像を内省しましょう。

最後に

外コンへの道は簡単なものではありません。
高学歴の頭いい人たちが半年かけて準備しても落ちてしまうのが外コンなのです。
そして、日常業務に忙殺されながら面接に向けて準備し、プレッシャーがかかる面接であらゆる角度で人間性を問われるのは、結構疲れるものがあります。
私もこれを並行して進めていくのはかなり精神的に疲れました。

ただ、入社後はこの疲労レベルを超えるハイプレッシャーな仕事が待っています。
なので、もし現職と並行して準備するのが大変で無理だなと思ったら、転職するのを考え直したほうがいいかもしれません。

そんな苦労を乗り越えてでも外コンへ挑戦したいと思うくらいの覚悟が必要になってきますよ。
そして、外コンで順調に成果を出せるようであれば、キャリアの選択肢が増え、明るい未来を切り拓くことが間違いなくできます。